捨てるには困るHDD・SSDなどのデジタル遺品の処分方法を考える

ゴミの処分に係る知っておきたい情報

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現在、遺品整理や生前整理、ごみ屋敷などどんな片付けをしている場合でも出てくる代表的な家電製品と言えば、パソコンやスマートフォンと言っても過言ではありません。

 今や家庭に複数台、20年前の普及期から使っている人であれば10台ぐらい家にある場合もあります。

このようなパソコンが捨てれない原因があるとすれば、使用時に残しているデータの処分についてどうすればいいかわからない方やどこにデータが保存されているのかわからないといった方もいるのかもしれません。

 そんな中で現在は亡くなった際に残ってしまったHDDやSSD、スマートフォンやタブレットなどの処分方法を決めておく「デジタル遺品」の処理方法を遺言で指定する人もいるそうです。

 今回はそのような「デジタル遺品」になりえるHDD(ハードディスク)やSSD(ソリッドステートドライブ)、スマートフォンなどタブレット端末全般の処分方法について考えていきたいと思います。

デジタル遺品にあたるものはどのような物があるのか?

一言に「デジタル遺品」と言ってもHDDやSSDだけがそれらに該当するわけではありません。

当然上記でも記載している通り、スマートフォンやタブレット端末と言われるものもそれらに該当しますがこれら以外にも様々な種類があります。

一般的な種類としては以下のようなものがおおよそのものではないでしょうか?

①HDD・SSDなどのデジタル記憶媒体
②スマートフォン等のタブレット端末
③CD-RやDVD-R、MOディスクなど光学ディスクにデータを保管している媒体
④SDカードやフラッシュメモリーなどのメモリー媒体
⑤フロッピーディスクや磁気テープなどの磁器書き込み方式の記憶媒体
⑥様々な業者が提供するクラウド上のファイル保管サービス

①~④までは自分で所有していたものですので適切に処分することを検討すれば特に問題はありませんが⑤に関しては使用しているクラウドファイルサーバーとの契約になる為、事実上自分では処理できないと思いますが多くの方が利用しているのがマイクロソフトやGOOGLEなどのクラウドファイルサーバーだと思いますので適切に処理されていると考えておくのがいいと思います。

そうなると実質的な処理が必要なのが①~④となりますがこの部分の処理についてはどのような処理方法があるのかここから記載していきたいと思います。

総務省など他団体3つのすべてが推奨するデジタル遺品の処理方法は大きく分けて3種類

上記で上げたデジタル遺品の処理を検討する場合、データ消去に関するガイダンスを出している総務省やパソコンの製造・販売・小売店などで構成され、パソコンのリサイクル推進のため設立した団体「一般社団法人パソコン3R推進協会」、IT・エレクトロニクス産業を中核とした業界団体「一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)」など三つの組織が大きく分けて3つの方法を推奨しています。

参照先:総務省「国民のためのサイバーセキュリティーサイト」HPより参照

  リンク先:「廃棄するパソコンやメディアからの情報漏洩(ろうえい)」

参照先:一般社団法人「パソコン3R推進協会」HP参照

リンク先:データ消去について

参照先:一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) HP内・PDFファイル参照

リンク先:パソコンの廃棄・譲渡時におけるハードディスク上のデータ消去に関する留意事項 

ここではデジタル遺品の適切な処分を行うための3つのデータ消去方法についてメリット・デメリットを含め、それぞれの方法について記載していきます。

1:物理的な破壊によるデータ消去方法

一般的には分解してデータが記憶されている記憶メディア部分を破壊することでデータを復元できない状態にする方法です。

メリットは物理的に破壊する事で短時間で確実にデータを処分することが出来る点ですがデメリットは記憶媒体自体がリユース出来なくなり、資源もしくは有償処分となる記憶媒体があるという事です。

2:強力な磁気を当てて刻み込まれた磁気データごと破壊する方法

HDDや磁気テープなどはそれぞれの記憶領域に時期を使ってデータを書き込んであり、その書き込んだデータを強力な磁気でかき乱し、情報を読み取りできないようにする方法です。

メリットはスムーズにデータを破壊し、リユース使用が出来る点でデメリットは破壊できる記憶媒体の種類があることとリユース商品として市場に出回る可能性があることです。

3:記憶媒体に刻み込まれたデータへ違うデータを複数回上書きし、データ復元できなくする方法

これらは電子記憶媒体のみに言える事ですが多くの電子記憶媒体は記憶領域に複数回データの書き込みを行うと元々あったデータの上に上書きされたデータが乗ることで復元が難しくなり、これらを十数回繰り返すと実質的にデータを汲み上げられないレベルまで破壊することが出来るという手法でメリットは復元が難しいことに加え、リユースとして再使用できる点でデメリットは上書きを複数回行うため、容量によっては非常に時間がかかることやリユース市場に紛れてしまう可能性があることです

このように大きく分けると上記三つのようになり、それぞれのデジタル遺品の記憶媒体毎にメリット・デメリットがありそれぞれに処分できる方法が異なります。

またそれぞれのメリット・デメリットはあるものの 1 はすべての記憶媒体に対して適切に処理が出来ますが機種によって取り外しが困難な物があり、 2 は磁気使用した記憶方法の記憶媒体にしか効果が無いこと、 3 の場合は光学ディスクのようなデータをディスクに直接焼き付けている物には効果がありません。

このように復元できないレベルにデータを破壊することが最終的なデジタル遺品の処理方法だとと言えます。

デジタル遺品の処分を個人レベルでするならどれがオススメか?

ここまでで様々なデジタル遺品の処分方法を記載しましたが個人の方がデジタル遺品を処分するならどのような方法が一番いいか考えた場合、一般的には 1:物理破壊 か 3:データの複数回書き込みだと思います。

ただ、現実的には 3 については非常に時間がかかる為、現実的に行うのは難しく、多少の手間がかかりますが物理的に破壊するのが一番シンプルで効果的な方法と考えられます。

ただし、壊す場合についてはある程度の道具を用意した上で分解し物理破壊することになるか、一部のPC取扱店舗で物理的に破壊するサービスを提供しているお店もあります。

そのような店舗の場合の多くは店舗への持ち込み後、物理破壊機で処分を行う方法が一般的となっており、持ち込みが難しい場合や処分する数量が多い場合などは出張対応してもらえる業者もあります。

 このように様々な方法があるHDD・SSDなどの処分方法ですがデジタル遺品を残された方がどのように処分してほしいなどの要望がある場合はそれに合わせて処分を行う必要があり、適切な処分がこれからはより必要になるものと考えます。


 今回はデジタル遺品の処分方法について記載しましたがいかがでしたでしょうか?

実際、デジタル製品は年々増えてきていることから今後もデジタル遺品の処分については考えておく必要があると思います。

 様々な方法の中から適切な処分方法を選択し、安心できる処分方法をご検討ください。

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